自宅教室開業前後の必要資金について、その算出方程式とは?

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先日、絵画教室を開きたい、
という方(女性・40代)からの相談を受けました。

電話での応対だったので詳細がわかりかねるところもあったのですが、
このかたは自宅ではなく、
知り合いの不動産の空きスペースを借りることができそうなので、
そこで教室を開きたいということでした。

すると―

お金をかけたくない

お話しを聞いているうちに

「う~ん、まだ事業の段階じゃないかな…」
と感じていたのですが、
それが確信に変わったのがこのセリフを聞いてからです。

「お金をかけたくないんです」

これは「かけたくても、お金がないからかけられない」
という意味であると解釈していますが、
これでは「事業を開始する」とは言えません。

趣味のレベルです。

事業を起こすのに、「資金」がない、ということは考えられません。

趣味を事業のレベルに引き上げるためには、
「資金」という概念を育むことが重要となります。

自己資金を見積もる

事業に不可欠な要素は
「ヒト・モノ・カネ」と言われる経営資源です。

開業時には特にこの「カネ」が必要となります。

一般に独立起業してビジネスを始めるには

資金をどうするのか

という問題があります。

で、開業資金を用意するためにチェックするのが、この項目です。

・退職金
・預貯金
・保険(借り入れのできるもの)
・有価証券(株など)

自己の所有する資金だけで足りそうになかったら、
銀行等から借り入れ、ということになります。

資金計画を立てる

開業前後の資金計画を分解してみると下記になります。

開業費(開業準備にかかるお金) + 運転資金(開業後経費) + 生活費

創業資金(開業費内訳)
設備、内装改築、
什器・備品、消耗品etc
開業時材料仕入れ、営業・広告費(生徒募集のための資金)

+ 運転資金(内訳:経費)
光熱費、通信費、広告費 etc

+ 生活費(暮らしていくためのお金)

ここで忘れがちなのが、「生活費」です。

収入がゼロでも
「必要経費を払って、6カ月は生活していける資金の準備が必要」

といわれています。

開業費や運転資金だけに目がいって、
「生活費を削ればいい」なんて思っていませんか?

キケンですよ!

あなたならどうする?事例で考える資金繰り

pic_c013

以前、アート系自宅教室を開きたい、
という20代後半のOLの方から御相談をいただきました。

守秘義務がありますので、
かつ、分かりやすく脚色を加えますが、

自宅マンション所有
会社勤めで、手取り約20万
会社を辞めて、自分のペースで仕事をしたい。

でも、お金の面で不安があるということでした。

実際にいくらかかりそうか、
この方程式に当てはめ、見積もってもらったところ、、、

開業費(開業準備にかかるお金) + 運転資金(開業後経費) + 生活費

収入がゼロでも
「必要経費を払って、6カ月は生活していける資金の準備が必要」

運転資金としての必要経費 月10万×6か月=60万
開業資金 100万
生活費 (今の給与分として)6ヶ月分120万

計 280万

具体的な数字が出たことで、漠然とした不安がなくなり、
ひと月ほどセッションを重ねた結果、
そのかたが出した結論とは―

会社を辞めて、いきなり自宅で教室を開くのではリスクが高いので、
あわてず週末土日に無理のない範囲でレッスンを開き、

また、本当にこの分野で自宅で教室を開きたいのか、
「先生」として生きていきたいのか、を
もう一度じっくり考えてみたい。

それまで、まずは資金面を含め、準備をしっかりしておく

ということでした。

まとめ

「資金繰りが大変で…」
「支払いがきつい」

などと事業を続けていくうえで、
大変重要な資金、キャッシュ(現金)という概念。

資金、キャッシュとは、

入ってきて(売上)
出して(支払って)
留めて使って(生活費)

と、滞りなく「流れて」いなければならない血液のようなものです。

つまり流れが止まったら終わり・倒産という、
なくてはならないものなのですね。

趣味だとしても、レッスン料をいただき、自宅でないなら会場費を支払い、
材料費や消耗品をそろえる―

これだけでもお金はかかります。

生徒さんに来てもらうためには、
宣伝広告費がさらにかかります。

「お金をかけたくない」のは人の常ですが、
前田の知り合いの先生(女性)はこう辛辣に言い切ります。

「なら雇われセンセイやっとけば」

僕じゃないですよ、言ってるのは(笑)

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